初めてのミルク、初めてのぬくもり
自宅にお迎えしてすぐに訪れたのは、ミルクの時間でした。
妻に教えてもらいながら、初めてミルクを飲ませました。
まだ飲み方がぎこちなくて、口から少しこぼしたりもするけれど、それすらも愛おしい。
腕の中でミルクを飲む息子の鼓動が、僕の胸にも伝わってきて、「守っていきたい」と強く思いました。
小さな手のひらと、最初の沐浴
夕方、これも妻に教わりながら息子を初めて沐浴させました。
お湯にそっと浸けると、さっきまで泣いていたのに嘘のように大人しくなりました。
ガーゼで身体をやさしく洗いながら、「これが僕の子なんだな」と実感がじわじわ広がっていきました。
小さな指が僕の手をギュッと握った瞬間、その温もりに胸がいっぱいになりました。
夜、そばで眠る小さな寝息
夜になって、眠りにつく息子の顔をただじっと眺めていた僕。
小さな寝息と、時々ピクッと動く手足が、夢の中の冒険を語っているよう。
一日の疲れもどこかへ吹き飛んで、気づけば僕も、横でウトウトしていました。